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荒技みそ汁

さて、天気がいまいちで、わりと過ごしやすい石垣島でした。
日差しがおとなしいと、ほっとしたりします。

今日は鳥取の弟の果樹園から再び梨が届きました。
台風で落ちたものにしては、きれいな梨でした。
今年の鳥取の梨は、この100年間で最高の出来らしいですよ!
みなさん、お食べ逃しのないように…!

さて、今日のお昼ごはんを考えていたところ、「折り詰め」が冷蔵庫にはいっていました。
こっちに住んでいると、こういうものによく出会うんですよね。
お祝いやら、法事やらでもらって帰ってくる。
入っているものは、豚肉や昆布を駆使したもの、そして揚げ物が多いです。
そして、ビビットなピンクの寒天がすみっこを妖しく飾っていたりする。

今日は、その中身を蒸したり、焼き直したりして(このへんでは揚げることを「油で焼く」という)いただいたのですが、「折り」に入っているものを分解してみそ汁に投入する…という方法もこちらでは存在します。
以前、旅人時代に市内のとある食堂にホームステイしたことがあるのですが、このカルチャーショックはそこで体験しました。

朝7時半頃のできごと
マスター:「くりんちゃん、朝ご飯に折りの中のものを入れて、スープ(みそ汁)を作っておきなさいね。」
くりん:「は〜い。」
で、折りの中をチェック。とりあえず、昆布とかごぼうとか豚肉とか、具材にして差し支えなさそうなものを切って、なべに投入。みそ汁が出来上がって…
マスター:「なんで?折りの中のものを入れてって言ったでしょ?」
くりん:「え!?入れました。」
マスター:「何で全部入れないの!?」

フライも、ハンバーグも、唐揚げも全て投入して欲しかったらしい。
すごい、荒技…。
その後、マスターがあまりに普通に淡々とすべてを鍋に入れるので、驚きを伝えることさえできませんでした。

相方とつきあい始めの頃、この方式は石垣では一般的なのかと尋ねたところ、
「おじい、おばあはそういうことする人多いなぁ。」
と苦笑していました。

ちなみに、家庭内の話であって、食堂でこういうものは出さないと思います。
そこの食堂も個性的な楽しい食堂ではありますが、普通においしいそばを出すお店です。
初めて沖縄旅行を計画している人はご安心を!

でも、ぶっこみのみそ汁も慣れたらなんてことないかも!?
by kurin-nachu | 2004-09-10 23:45 | 南のたべもの
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